ターキッシュ エアラインズ(TK46便)ビジネスクラス搭乗記 イスタンブール → 関空 A330-200
私は写真撮影のためにオーストリア・ウィーンからヨーロッパ入りして陸路で東欧を周遊しました。
その後、トルコのイスタンブールへ飛び4日間滞在した後、ターキッシュ エアラインズでアタテュルク国際空港から関西国際空港へ帰国。
ターキッシュ エアラインズに搭乗したのは、今回が初めて。ビジネスクラスに搭乗したので詳細をお伝えします。
尚、写真は2016年6月28日のテロ以前のものです。テロの後は、空港のセキュリティ対策がさらに強化されていると思われます。
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アタテュルク国際空港(IST)
▼アタテュルク国際空港では、入口で最初の保安検査があります。このセキュリティチェックを通過しないと空港の中に入ることができません。
私が空港に到着したのは出発3時間以上前の夜21時半過ぎですが、入口の保安検査を受けるために空港の外にまで長蛇の列でした。
▼夜にもかかわらず空港は大勢の旅行客で混雑していました。
▼ターキッシュ エアラインズのビジネスクラスは、Eカウンターでチェックインです。
アタテュルク国際空港には、ファーストクラス、ビジネスクラスや航空会社の上級会員用優先搭乗レーンはありません。出国審査と搭乗エリアへ行くための保安検査場は深夜であっても大勢の人で混み合うので、時間に余裕を持って空港へ行きましょう。
▼写真は、搭乗エリアから保安検査場を撮影。
ターキッシュ エアラインズ(TK46便)ビジネスクラス搭乗記
関西国際空港行きのTK46便は、沖止めです。ターミナル連絡バスで移動します。
▼ターミナル連絡バスで移動すること約10分、関西国際空港行きTK46便に到着しました。所要時間が11時間以上もある長距離フライトにもかかわらず機体はコンパクトだったことに驚きました。ビジネスクラス搭乗者もエコノミークラス搭乗者と一緒に機内へ移動します。
▼関西国際空港到着後にビジネスクラス席の全景を撮影しました。機体最前列で20人ほどの座席です。TK046便には、ファーストクラスがありません。成田空港行きの機体なら、ファーストクラスもありビジネスクラスの座席数も多いので機体は大きいはずです。
▼離陸前に座席を撮影。最新の設備ではなく、どこか古めかしい感じがします。満席で、残念ながら窓側席に座ることができませんでした。シートピッチは155cm、シート幅83cm。シート幅が狭く見えますが、実際に座ってみると窮屈に感じません。
▼ターキッシュ エアラインズのスリッパに履き替えます。足元は広々してますが、こちらもビジネスクラスとして新しい設備ではない感じがしました。
▼隣の座席とは、スライド式の仕切りでプライベートを保つことができます。
▼座席脇にはLED照明。手元を照らすライトはこれだけ。
▼肘掛けにある電源ですが・・・
▼日本の電源プラグを使うには、変換アダプタ(変換プラグ)が必要ですね。右側の三つ穴は、航空機用ヘッドホンジャック。
▼LED照明の下にUSBポートはあったのですが、通電されておらず使えませんでした。念のため、モバイルバッテリーを持ち込むことをオススメします。
▼リクライニングのコントローラー。マッサージ付きでフルフラットシートにすることができますよ。
▼肘掛け前にあるテーブルを上に持ち上げて、
▼横に倒します。がたつくこともなく、しっかりとした作りでした。
▼ヘッドホンは高級感が感じられずチープな作りです。
Airbus A330-200
0:50
17:55
関西空港(KIX)
座席の配列 2-2-2
アメニティ
ウェルカムドリンク
▼座席に座り、まもなくウエルカムドリンクサービスです。のどが渇いていたので、アルコールではなくオレンジジュースを頂きました。
ターキッシュ エアラインズ(TK46便)ビジネスクラス機内食
機内食は、イスタンブール離陸後に提供されるファーストサービスと関西国際空港到着前のセカンドサービスの2回あります。
離陸後機内食(ファーストサービス)
<前菜>
シーザーサラダ
鶏胸肉のグリル、パルメザンチーズ
シーザードレッシング、プチトマト
OR
スモークサーモンの”大根巻き”
タブーラ(パセリのサラダ)の白チーズ添え
AND / OR
ピスタチオペーストの焼きカボチャとひよこ豆のスープ
<メインディッシュ>
キングエビとメカジキのフィレ
カリフラワーのムース、ほうれん草のソテー
ローストした赤ピーマン
OR
伝統的な”ドルマ”各種
ズッキーニ、なすと牛挽肉をブドウの葉に詰めて
トマトソースとプレーンヨーグルト
OR
スパイシーチキンの串焼き
ほうれん草のソテーとバターライス
<デザート>
伝統的なトルコデザート
バスブーサ、カリカリのピスタチオロール、カボチャのデザート/クロテッドクリーム
ラズベリータルト
ダーク&ホワイトチョコレートムース
マンゴーとチョコレートボール
盛り合わせチーズ&フレッシュフルーツ
▼
▼上の写真で気になったものを2つ紹介します。親指ほどの小ささの小瓶。最初は香水かと思ったのですが、オリーブオイルでした。
▼テーブルに置かれた明かりは、LEDキャンドル。
▼底を軽く叩くとON/OFFができます。深夜便でテーブルにこのような明かりがあると雰囲気が出ますね。
▼前菜ですが、メニューに書かれているものを選択できずにワンプレートで提供されました。
▼タブーラ(パセリのサラダ)の白チーズ添え。そのままだと苦みを感じますが、チーズと一緒に食べると苦みが消えてしまいます。
▼スモークサーモンの”大根巻き”。メニューに英語で「radish (ラディッシュ)」ではなく「DAIKON(ダイコン)」と書いてありました。タルタルソースは味がきつくなく、まろやかでサーモンとの相性はバッチリ。サーモンは、舌の上でとろけるような食感でしたよ。
▼梅干しのようなこの食べ物は、中央アジアから北アフリカで一般的な「ドルマ」という食べ物。ピーマンやパプリカ、葉野菜で具を包んだ料理。「ドルマ」は、トルコ語で「詰める」という意味。
▼日本のピーマンの肉詰めのようなものです。一口サイズの温菜ですが、中には米や挽肉、タマネギなどがぎっしり詰まっていて少し辛味が効いていました。
▼ピスタチオペーストの焼きカボチャとひよこ豆のスープ。日本のパンプキンスープように甘くはなく、ほんのりスパイシーで舌の上でざらつく食感でした。日本人の感覚から言えば、ルウカレーに近いです。
▼メインディッシュは、キングエビとメカジキのフィレを選びました。カリフラワーのムース、下にほうれん草のソテーとマッシュポテトがあったのですが、メニューに書いてあったカリフラワーのムースやローストした赤ピーマンはありませんでした。
ターキッシュエアラインズの機内食は、メニューに書かれているものと違う食べ物が提供される場合があるようです。
▼サーモンのように見えますが、メカジキです。肉厚で程よい弾力があり、油っぽくありませんでした。グレープフルーツを搾って食べると、口の中がサッパリしますよ。
▼メインを食べ終えてしばらく間を置くと食後のデザート。すでにお腹がいっぱいになったので、少量だけ頂きました。
伝統的なトルコデザート
バスブーサ、カリカリのピスタチオロール、カボチャのデザート/クロテッドクリーム
ラズベリータルト
ダーク&ホワイトチョコレートムース
マンゴーとチョコレートボール
盛り合わせチーズ&フレッシュフルーツ
▼アイスクリームのように見えますが、トルコのバーデム・エズメシィといいスイーツ。アーモンドと粉砂糖、卵白を混ぜたもの。アイスクリームのように冷たくなく、溶けることもありません。やさしい甘さが口の中で広がります。
▼和食と同じく2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されたトルココーヒー。
▼トルココーヒーに添えられているのは、砂糖にデンプンとナッツ類を加えて作るトルコの菓子ロクム。柔らかく餅のように弾力がある食感です。
イスタンブール・アタテュルク国際空港離陸して約1時間後に機内食サービスが始まります。
イスタンブールの現地時間で深夜2時半過ぎ。周りを見渡すとビジネスクラスの乗客たちはみな照明を落としてシートを倒し寝ていました。機内食を食べていたのは私ひとりだけでしたね。
着陸前機内食(セカンドサービス)
<トルコの前菜>
ブドウの葉のドルマ(詰め物)/ スベリヒユサラダのヨーグルト添え
スパイシーな小麦のサラダ / 鶏胸肉のロースト
揚げなすとパプリカのトマトソース和え
新鮮な季節の野菜
オリーブとレモンドレッシング
<メインディッシュ>
メカジキの串焼き
マッシュポテトのブラックオリーブ和えとトスカーナの野菜
OR
牛肉のテンダーロイン
トマト、ピーマン、バターライス
OR
トルコスタイルの緑豆料理
トマトソース、バターライス
<デザート>
ダークチョコレートバー
マスカルポーネクリーム
コーヒー、紅茶
▼
▼スパイシーな小麦のサラダと鶏胸肉のロースト
▼日本ではこのひゆを食べる地域は一部のみですがトルコでは一般的な野菜。ヨーグルトは酸味が強い。
▼ブドウの葉のドルマ(詰め物)