阿蘇くまもと空港「ラウンジASO」
「ラウンジASO」は阿蘇くまもと空港3階国内線搭乗待合エリアにあるラウンジです。
もともと熊本空港には「ラウンジASO」の前身であるカードラウンジ「熊本空港ビジネスラウンジ」とJALの「サクララウンジ」、ANAの「ANA LOUNGE」がありましたが、JALとANAのラウンジはどちらもターミナルビルの建て替えに伴い、2020年に閉鎖。
その後の仮ターミナルビルでは「ラウンジASO」が共用ラウンジとして利用されていました。
2023年3月23日には阿蘇くまもと空港の新しいターミナルビルがオープン。
「ラウンジASO」も新しくなりました。
新しいターミナルビルに「サクララウンジ」「ANA LOUNGE」は設置されず、この「ラウンジASO」を利用することになります。
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「ラウンジASO」の場所
「ラウンジASO」は国内線の保安検査場を通過した後にあり、当日飛行機に乗る人しか利用できません。
「ラウンジASO」に入るための条件
「ラウンジASO」はJAL便・ANA便を以下の条件で利用する人、もしくは提携する以下のカード会社のゴールドカード以上を持っている人が無料で利用できます。
JAL便で出発時に利用できる条件
- JAL国内線ファーストクラス利用者(当日中の乗り継ぎ利用も含む)
- JAL国際線ファーストクラス・ビジネスクラス利用者(翌日午前6時までの乗り継ぎ利用も含む)
- JALの上級会員「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」「JMBサファイア」「JALグローバルクラブ」会員
- JALの上級会員「JMBクリスタル」(※ラウンジクーポンが必要)
- ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」「サファイア」会員
- 「JGC Five Star」会員(国際線通算搭乗マイル100万マイルまたは国内線搭乗回数1,250回・家族同行人数制限なし)
- ラウンジクーポン所持者
「JMBクリスタル」「JGC Five Star」ラウンジクーポン所持者以外はいずれも1名までの同行者とともに入場できますよ。
ANA便で出発時に利用できる条件
- ANAの上級会員「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス(条件あり)」「スーパーフライヤーズ会員」
- ANAミリオンマイラープログラムの「Lounge Access Card」所持者
- ANA国内線「プレミアムクラス」利用者
- ANAカードプレミアム所持者
- 「スターアライアンスゴールド」メンバー
- 「ANA SUITE LOUNGE」ご利用券所持者
通常の「ANA LOUNGE」ではいずれも1名までの同行者とともに入場できますが、「ラウンジASO」では3歳以上の同行者の利用は有料で大人1,100円、子供660円となっているので注意しましょう。
無料で入れるクレジットカードのブランド一覧
無料で入れるクレジットカードの一覧は次のとおりです。
- MUFGカード
- DCカード
- NICOSカード
- VISAカード・マスターカード(VJAグループを含む)
- JCBカード
- ポケットカード
- ダイナーズクラブカード
- TS3(ティーエスキュービック)
- オリコカード
- ライフカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- dカード
- ジャックスカード
- 楽天カード
- エポスカード
- エムアイカード
- アプラスカード
- au PAYカード
アメリカン・エキスプレス・カードを除いてゴールドカード以上である必要があります。
利用できる時間は2時間まででソフトドリンク、アルコール類、ビール1杯無料。
3歳以上の同行者については有料で大人1,100円、子供660円で入室が可能です。
なお、プライオリティ・パスは非対応。
また同行者以外で上記条件に満たない人の有料での入室はできません。
ラウンジの入室方法
JAL・ANAの利用対象者は受付にある機械に搭乗用のQRコードをかざします。
対象のクレジットカードを持っている場合は、受付の係員に搭乗券とクレジットカードを提示して入室します。
ドリンクコーナーの様子
受付のすぐ奥にはドリンクコーナーがあります。
入口側にはビールのサーバーが3台あります。ビールサーバーは専用コイン式となっており、JAL・ANAの利用対象者は無制限、クレジットカードでの利用対象者は1杯だけ無料で、専用のコインは受付で提供されます。
その奥にはジムビームがミックスできるサーバー、焼酎の試飲用サーバー、氷のサーバー、コーヒーのサーバーが2台、ソフトドリンクサーバーという構成になっています。
「ラウンジASO」のソフトドリンクは以下のとおりです。
- コーヒー(カフェラテ・カフェモカ)
- ココア
- 紅茶・ミルクティー
- 烏龍茶
- りんごジュース
- 野菜果実ミックス
- コーラ
- レモンスカッシュ
- ジンジャーエール
- デカビタC
- レモネード
- ホワイトウォーター
- オレンジジュース
- 緑茶
- 炭酸水
- ミネラルウォーター
なお、アイスのドリンクをつくるさいは「アイス」のボタンを押しても氷が一緒に出てきません。氷のサーバーであらかじめ氷をカップに入れてからサーバーの「アイス」ボタンを押しましょう。
軽食の用意はありませんが、おつまみが用意されています。私が訪問した日は梅味の柿の種でした。
なお、「ラウンジASO」では持ち込みでの飲食はできませんので注意しましょう。
ラウンジの様子
私は以前の「熊本空港ビジネスラウンジ」や「ラウンジASO」には行ったことないので、比較はできないんですが、感じたのは地方空港にあるラウンジではあまりない広さと天井の高さ。
ドリンクコーナーを抜けたところには、カウンターテーブルタイプの座席が並んでいます。
ドリンクコーナー向かいのパーテーションをはさんだ裏側は低めのソファ席。ファミリーでも使えるテーブルを囲んだ4名がけのものと、1人がけのものがあります。
壁際にはテーブルをはさんだ2人がけ席があり、ファミリーレストランのような感じになっています。
各席にはコンセントとUSB-Aの差込口がついています。
写真のとおり、採光用の窓が高い位置に用意されているだけで、眺望はありません。
滑走路を眺めたい場合はラウンジではなく、搭乗待合エリアにいい席があるので、そちらがおすすめです。
ラウンジ内でのサービス
ラウンジ入ってすぐの受付カウンター前には2ヶ所の電話ブースがあります。
また有料の会議室も用意されています。
出発案内も各所に用意されています。出発便の案内放送は基本ありませんが、最終の搭乗案内は必要に応じて行っているようでした。
Wi-Fiは暗号化されたラウンジ専用のものが用意されています。通信速度や接続状況もとくに問題ありませんでした。
新聞と雑誌(おもに会報誌)はドリンクコーナーの左側に用意されていますよ。
なお、ラウンジ内にはトイレがありません。ラウンジを出てすぐ左側にトイレがあるので、受付の人に声をかけ、利用しましょう。
「ラウンジASO」を使ってみた感想
地方空港にしてはかなり大きい印象の「ラウンジASO」ですが、私が利用した時はJALの東京便とANAの大阪便と東京便の出発が重なる時間帯だったため、平日にもかかわらずかなりの席が埋まっていました。
リニューアルされた阿蘇くまもと空港は、搭乗待合エリアの土産物屋や飲食店が充実しており、ラウンジ内が飲食禁止であることを考えると、ビールが飲みたい、仕事がしたい、ゆったりしたいという人向けという印象を持ちました。混雑状況や気分に応じて搭乗待合エリアと使い分けるといいですよ。
参考:熊本空港のお土産